【イヤイヤ期シリーズ・全7回】
このシリーズを読むと…
・イヤイヤ期の全体像がわかる
・タイプ別の困った行動に対応できる
・実際に使える声かけや工夫がわかる
・てん園長流「子どもとの向き合い方」が手に入る!
この記事は《第1弾》
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イヤイヤ期っていつから?どんな特徴?(←この記事)
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【タイプ別】困った行動マニュアル
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外出前のイヤイヤ対策
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寝かしつけのイヤイヤ、どう乗り越える?
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イヤイヤ期に効く声かけ術5選
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それでも、どうしてもイライラしてしまうあなたへ。
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てん園長流!イヤイヤ期とのつきあい方、総まとめ
【1】イヤイヤ期っていつから?
●医学・発達心理学の見解
発達心理学者エリクソンは、この時期を「自律性 vs. 恥・疑惑」の段階とし、自分でやりたい気持ちと失敗や不安の間で葛藤する、重要な発達課題と定義しています。
また、一般的にイヤイヤ期は1歳半〜3歳頃に始まり、自我が発達する中で、親の指示や社会の枠と衝突する経験を通じて心が育つ時期とされています。
●はじまりのサイン(現場での体感より)
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なんでも「じぶんで!」と言い出す
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頼んでないのに「イヤ!」と全否定
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着替え、食事などの基本動作が“バトル”に
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思い通りにならないと、泣き叫ぶ・暴れる
これらはすべて、「できるようになりたい」「伝えたい」気持ちの表れ。
ただし、まだ気持ちをうまく表現する手段が未熟だからこそ起こる“ズレ”が、いわゆる「イヤイヤ行動」となるのです。
【2】イヤイヤ期は、こどもの“感情”の土台をつくる時期
これまでは「お腹がすいた」「眠い」など“欲”を満たすことが中心だったこどもが、
イヤイヤ期になると、「思いを分かってほしい」「自分のやりたいことを通したい」といった“感情”を満たす段階に入ります。
この時期に、親がどんな関わり方をするかで、
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自分の気持ちを伝える力
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他者と気持ちをすり合わせる経験
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自己肯定感の芽生え
これらの**“心の根っこ”が育ちます。**
そしてその土台は、思春期の反抗期や、大人になってからの人間関係の基礎にもつながっていくんです。
【3】イヤイヤ期は“家族としての関係”を築く大切なプロセス
「親子」ではあるけれど、
お互いの思いをどう伝え合うか?どう歩み寄るか?
イヤイヤ期は、親の一方的なコントロールではなく、
“家族として成り立つ”ための大切なやりとりの練習期間。
「親の言うことを聞かせる」だけじゃなく、
**「この子は今、何を伝えたいのか」**を考え、
それにどう応えていくかを模索することが大切です。
【てんのちょっぴり辛口コメント】
子どものイヤイヤに手を焼く前に、まず大人が考えてみてほしい。
“反抗”じゃなく“対話”のサインかもしれないって。
一方的に「どうして言うこと聞かないの!?」って思う前に、
「この子は、何を伝えたいんだろう?」と見つめてみて。
親だって成長途中。
この時期は、親にとっても“家族としての土台づくり”の練習期間。
まずは向き合う準備をして、一緒に育ちましょ。
【次回予告】イヤイヤ行動、タイプ別に対処しよう!
第2弾では、てん園長が1000人以上の子どもたちと向き合ってきた中で見つけた
**「4つのイヤイヤタイプ」**と、それぞれに合った対処法を紹介します。
「うちの子はどのタイプかもわからない…」そんなあなたにこそ、役立つ内容です!
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