はじめに|「聞かない子」じゃなくて「届かない言葉」なのかも?
「何度言ってもダメ」
「またイヤって言われるだけ…」
そんなイヤイヤ期。つい「どうせ聞かないでしょ?」と心の中でため息ついていませんか?
でも、たくさんの子どもたちと向き合ってきた経験から言えるのは、
こどもは“聞かない”んじゃなくて、“届く言い方”を待ってるだけなんです。
今回は、保育現場でも実際に効果があった“ちょっとした言い換え”をご紹介します。
今日から使える5つの声かけ術、試してみてください!
① 選択肢を与える|「どっちがいい?」で主導権をわたす
例)「着替えるよ」→「黄色の服と青の服、どっちがいい?」
▶決まっていることを伝えると、こどもは“決めさせられる”と反発。
でも“選ばせてもらえた”と感じると、びっくりするくらいスムーズに動きます。
てんのちょっぴり辛口コメント:
「早くして!」「どっちでもいいでしょ!」と急かして選ばせるのは逆効果。
こどもが選びきれないときは「こっちはここがいいよね!」など、アパレル店員になって気持ちでおすすめしてみて。急いでても“選んだ感”は大事!急がば回れ、です。
② 小さく区切る|“全部”じゃなくて“今ここだけ”
例)「片づけて!」→「このおもちゃだけお片づけしようか」→「できたね!じゃあ、これもできるかな!」
▶こどもにとって“全部”は漠然としすぎてる。
区切ってあげると、自分のやるべきことが見えてきます。
てんのちょっぴり辛口コメント:
「言えばわかる」は幻想。
具体的に、短く、今できることだけ伝えて。お願い、こどもは超初心者なの!
③ “してほしい行動”を具体的に伝える
例)「ちゃんとして!」→「靴をそろえてくれると助かるな」
▶“ちゃんと”って何?どうすればいいの?こどもは戸惑っています。
伝わってないのは、説明不足なだけかもしれません。
てんのちょっぴり辛口コメント:
「ちゃんと」の基準、あなただけの常識じゃない?
大人だって、上司にあいまいな指示されたら動けないでしょ?
④ 「やめて!」より「してほしいこと」を伝える
例)「走らない!」→「ゆっくり歩こうね」
▶否定されると、やる気もシャットダウン。
肯定的に言い換えることで、行動の切り替えもスムーズになります。
てんのちょっぴり辛口コメント:
禁止だけで止めても、“どうすればいいか”を教えなきゃ育たない。
ダメ!って叫ぶ前に、「じゃあどうする?」をセットでね。
※本当に危ないときやいけないことは「だめ!」が先でいいと思うよ!
⑤ Iメッセージを使う|「私はこう感じる」を伝える
例)「なんでそんなことするの!」→「私はちょっと悲しかったな」
▶「あなたが悪い」ではなく、「私はこう感じた」が軸。
こどもとの信頼を育てる伝え方です。
てんのちょっぴり辛口コメント:
「みんな困るよ」は誰?「周りの人が…」も他人事。
一番大事なのは“あなた”の気持ち。それを伝えなきゃ、伝わらないよ。
【てんからのメッセージ】
イヤイヤ期は、こどもが「自分で決めたい!」って思いが強くなる時期。
それを押さえ込むのではなく、どう受けとめ、どう導くかがカギです。
うまく伝わらなかった日は、落ち込まないで。
言い方をちょっと変えてみたら、明日はうまくいくかもしれない。
伝える“工夫”は、こどもへの愛情の形のひとつなんです。
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【イヤイヤ期記事】