てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

遊びが続かない、見つけられないこどもたち|“与えすぎ”時代の落とし穴

はじめに:こんな子、増えていませんか?

「つまんなーい」「やることなーい」と口にする子が増えている。
「どうやって遊べばいいか分からない」と、空いている時間に途方に暮れて、大人に言いに来る子もいる。
結果として、集中していられるのはテレビや動画を見ているときだけ。
なぜなら、座っているだけでどんどん新しい情報が流れてくるから。

 

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原っぱに立って、遊べない子どもたち

試しに、遊具のない広場に、おもちゃを持たずにこどもと行ってみてください。
「なにして遊べばいいの?」「つまんない」と言い出したら要注意。
与えられることに慣れすぎて、自分で遊びを見つける力が鈍っているかもしれません。

 

 

原因は「与えすぎ」「準備しすぎ」

大人が良かれと思って準備した遊びや環境が、こどもを受け身にしています。
もちろん、刺激や体験を与えるのは大切。
でも、いつも「次はこれ、その次はあれ」と用意されていたら、考える機会を奪ってしまう。自分のしたいこと、興味のあることを知っていくことでこどもの感覚は豊かになっていくんです。

保育士のすごいところは、こどもが今興味を持ったことを、すぐに広げて遊びにできるところ。
わざわざ材料を取り寄せなくても、その場にあるもので世界を広げる。
だからこどもは「楽しい」→「もっとやりたい」→「自分でやってみよう」と成長できる。

そして、そこにあるものをアイデアと工夫で変えていく大人の姿を見て、こどもたちは自分も考えて、あるもので工夫しようとする。

【てんのちょっぴり辛口コメント】

自分で考えて遊ぶ力が育たなければ、社会に出たときに“指示待ち”の大人になります。
手取り足取りの保育では、こどもの“アンテナ”は育ちません。
「退屈だな」と感じる力も、実は立派な育ちのひとつ。
まずは“何もない”環境にこどもを置いてみて。こどもの”好奇心”を大いに刺激してみて。
そのときの反応こそ、育ちのヒントです。

 

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