てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

【ちょっぴり辛口】保育園・幼稚園選びのポイント本音編

SNSや口コミだけに惑わされない“リアル視点”で見てみよう~

 

■ はじめに|見学1回、口コミだけで決めていませんか?

 

「雰囲気よかったから」

「インスタで人気だから」

「ママ友が勧めてくれたから」

 

その選び方、ちょっと待って!

 

元園長の立場から見ると、保育園や幼稚園選びは“子どもと家庭に合うか”が何より重要。

人気や雰囲気に流されずに、“本音のチェックポイント”を押さえておきましょう。

 

 

 

■ 園の方針が家庭の考えと合っているか

 

特に幼稚園は「教育方針」重視の園が多く、行事内容や教育カリキュラムにもしっかり反映されています。

お勉強重視なのか、のびのび系なのか

音楽や運動に力を入れているかどうか

親の参加行事がどれくらいあるのか

 

実際の年間予定やパンフレットを見ながら、家庭のスタンスとズレがないか確認してみて。

 

 

 

■ 就学準備、園でしてほしい?それとも習い事派?

 

「ひらがな」「数字」「時計」など、小学校入学前に教えてほしい保護者は多いですが――

 

実はこれ、園によって全然違います。

カリキュラムでしっかり教える園

担任の裁量に任せている園(←これは差が出ます)

 

個人的には、「教えること」はプロに任せるのが一番。

独学で間違った覚え方をするよりも、お金と時間をかけて習い事で正確に身につけた方が近道だと思っています。

 

 

 

■ 職員数は「基準通り」で安心…じゃない!

 

【基本配置基準(国基準)】

0歳児:3人に1人

1~2歳児:6人に1人(東京都は1歳児5人に1人)

3歳児:15人に1人

4~5歳児:25人に1人

 

でも、これは“最低ライン”でしかありません。

 

保育の質は、「どれだけ余裕のある配置になっているか」で大きく変わります。

 

▶ 裏技:園の玄関や職員表をチェック!

 

看護師・事務・園長などは配置基準には含まれません。

実際に子どもと関わる職員が何人いるか、見学時に堂々と質問してOK!

 

 

 

離職率が高い園=NG…ではないけれど

 

これ、園長時代に聞かれて一番返答に困った質問(笑)

 

離職理由は様々で、悪い園とは限りませんが、

「長く勤めている職員が少ない園」には以下の傾向が。

行事準備や仕事量が多くなりやすい

指導法・価値観が毎年変わる

子どもが戸惑う場面も…

 

▶ 裏技:年度をまたいで見学してみる!

 

職員表のメンバーがガラリと変わっていたら要チェックです。

※職員写真の撮影は禁止。ここはあなたの記憶力で勝負!

 

 

 

■ 園庭の有無は安全リスクに直結する

 

園庭がない=絶対ダメではありませんが、

保育士目線で見ると、“園庭がある”のはかなり大きなメリットです。

公園までの移動=道を歩く=事故リスク

園庭があれば、気分転換がすぐできる

外遊びの度に移動がない=保育士の負担も軽減

 

 

 

◆ 元園長のリアルエピソード

 

新卒で勤めていた園は、となりが広大なお寺で、園庭も敷地外の墓地も自由に使える環境。

当時は「もっと外の経験もさせたいな」と思っていたけれど…

 

年数を重ねるうちに、お散歩中の事故やヒヤリ体験を何度も聞くように。

「安全第一」とは、そういう意味だったんだと実感しました。

 

 

 

■ 【てんからのメッセージ】

 

保育園・幼稚園選びに「完璧な正解」はありません。

 

でも、「なんとなく」で決めると、入ってから「思ってたのと違う…」となる可能性は高い。

だからこそ、“誰かのおすすめ”じゃなく“うちの子に合うか”を基準にしてほしい。

 

そして、表に見えないところこそ、ちょっとした観察と質問で見えてくるんです。

 

現場経験者の目線で、これからも保育のリアルをお届けしていきます。

気になることがあれば、気軽にコメント・DMくださいね!

 

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