てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

思い通りにいかないから、イライラする。 ー子育てがしんどくなる“脳の仕組み”と感情の背景ー

はじめに

子どもが靴を履かない。
食事中に遊び出す。
出かける直前に「行きたくない」と泣き始める。
そんな日常、1歳・2歳・3歳……特にイヤイヤ期真っ只中の親御さんにとっては“あるある”ですよね。

そして、そのたびに思うはずです。
「またか…」「なんで今それやるの?」「お願いだからスムーズにして…!」

今回の記事では、なぜ子育て中にこれほどイライラするのか。
その【理由】と【背景】を、保育現場・発達の特性・脳の仕組みからてん園長の視点で深掘りしていきます。

 

バナータップで応援してください♡

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

 

🌸「こんな時、どうしたらいいの?」ちょっと聞いてみたいこと、相談してみたいことがあれば、InstagramのDMへ、お気軽にメッセージを飛ばしてくださいね。 フォローもうれしいです♪ ▶@encho_kosodate

 


子育てって、思っていたより“思い通りにならない”

人間の脳は「予測する脳」と言われています。
過去の経験や学習をもとに、無意識のうちに「次はこうなるだろう」と未来を予測しているのだそうです。

そして実際の出来事がその予測と違ったとき、
脳はそのズレ=“予測誤差”を修正しようと働きます。
このとき、ストレスや不快感を感じやすくなる、という研究もあります。

つまり私たちは、「想定外」や「予想通りじゃないこと」に敏感で、
それが続くと、知らず知らずのうちにイライラや不安につながっていくのです。


【例1】朝の支度が進まないのは、当たり前?

● 親の想定

「起きたら着替えて、ご飯食べて、歯みがきして、出発!」

これ、完璧すぎます。
1歳〜3歳のこどもにとっては、1つ1つが“遊びたくなる”タイミングです。

・着替え途中に目に入ったぬいぐるみで遊ぶ
・ご飯を一口食べて席を立つ
・靴下の柄にこだわって脱ぎ直す
・靴が“左右逆じゃないとイヤ”発動!

ここで親は思います。
「なんでそうなるの!」「もう時間ないんだけど!!」

でもこれ、**こどもにとっては“自然な成長過程”**でもあるんです。

大人にとっての時間は有限。でも、こどもにとって時間は無限なんだろうな~なんて、いつも思っています。


【例2】ごはんを食べないのはワガママ?それとも…

1〜2歳はまだ「空腹=食べる」という理解が未成熟です。
しかも、スプーンや手づかみなど、自分でやりたい意欲が出る時期。

食べたかと思えば…
・手で潰す
・味が気に入らずベーっと出す
・違うお皿にうつす
・スプーンで投げる(!)

これに親はもう限界。
「食べさせるのにどれだけ苦労してると思ってるの…!」という心の叫びが爆発します。

でも、この時期のこどもにとって、食事は“お腹を満たす”だけでなく、“感覚あそび”でもあるのです。食事のマナーはきちんと教えるべき。でも、時には大人があきらめることも必要。


【例3】出かけ先でのぐずりは「察知能力」でもある

目的地に着いた瞬間や、帰り道でグズグズスイッチON。
「今!?」「さっきまで笑ってたじゃん!?」と崩れ落ちる親…

でもこれ、よく観察していると、ただ単に疲れているだけではないことも…
子どもは“親の雰囲気”をすごく察しています。

・イライラしたトーン
・ピリピリした空気感
・「早くしなきゃ」という焦り
こういった“見えない感情”を子どもは敏感にキャッチして、
その空気に不安になり、ぐずりや癇癪が起きていることもあります。


てん園長の考察:親が「思った通りじゃない」ことでイライラする

保育士として、園長として、
これまで何百人もの保護者と関わってきました。

その中でよく聞いたのが、

  • 「朝の準備が全然進まない」

  • 「食事が終わらない」

  • 「どこでもグズグズ始まって困る」

そして私は気づいたんです。
どのケースにも共通するのは、“親の思っていた通りじゃなかった”こと。

  • 「ちゃんと出かけられると思ってたのに」

  • 「せっかく作ったのに食べてくれないなんて」

  • 「いい子にしててくれるはずだったのに」

この“ズレ”が、イライラの根源になっていると感じます。


そして、イライラは連鎖する

さらにやっかいなのは──
親のイライラは、子どもに伝染するということ。

親が「イラッ」としたとき、
子どもは空気を察して、安心感をなくします。

・目をそらす
・黙る
・反発する
・急に泣き出す

これが起きると、親はますます「なんでこうなるの!」とイライラ。
そして、子どもはもっと不安になり…という負のループが始まります。


【てんのちょっぴり辛口コメント】

「子育てなんて、思い通りにいかないものだよね」
もちろん、それは事実。

でも、“仕方ない”だけで片づけるのは、ちょっともったいないって私は思います。

だって私たちの脳は、
「こうなるはず」と未来を予測して動いている。
その予測と違う現実に出会ったときに、イライラやモヤモヤが生まれる

つまり、子育てでイライラするのは当然なんです。
だって、想定外のことばかりなんだから。

でも大事なのは、
“なぜこんなにイライラするのか”に気づけるかどうか。

ただ「今日も怒っちゃった…」で終わるか、
「なんで私はこう感じたのかな?」と見つめるか。

それが、大人の感情の“育ち”の分かれ道だと思います。


てんからのメッセージ

イライラを完全になくすことはできません。
でも、なぜこんなにイライラするのか?
その背景に気づけると、少しだけ心が整う瞬間があります。

今回の記事が、あなたの「イライラしてしまう自分」に
優しく目を向けるきっかけになりますように。

次回は、**「じゃあ実際にどう対応してるの?」**という
てん園長の現場対応のリアルをお届けします。

 

【てん園長の人気記事まとめ】

 

encho-kosodate.com

encho-kosodate.com

【元園長がホンネでおすすめのアイテムたち♪】

おすすめの絵本たちや実際に現場で使っていたアイテムたちをホンネで紹介している楽天ルームを作りました!ぜひ、遊びに来てください!