はじめに
「なんでこんなにイライラするんだろう…」
「今日も怒っちゃった、また自己嫌悪…」
「大切に育てたいのに、うまくいかない…」
そんなふうに感じている保護者の方へ。
まずはこう伝えたいです。
あなたは悪くありません。
そして、イライラするのは“ダメな親”だからじゃありません。
子育ては、こどもの成長に寄り添う楽しい時間であると同時に、
自分自身の感情との闘いでもあります。
そして、感情はときに、思っている以上に厄介で、
でもちゃんと向き合えば、子育ての中で味方にもなる存在です。
このシリーズでは、
「イライラしない魔法の方法」ではなく、
イライラとの向き合い方そのものを深掘りしていきます。
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子育てと“感情”は、切っても切れない
子どもは、思い通りにならない存在です。
イヤイヤ期ともなれば、それはもう本当に手強い。
・着替えたくない
・お風呂に入りたくない
・このコップじゃイヤ
・ママじゃなきゃダメ
・ママじゃイヤ、パパがいい!やっぱママ!
……言ってること、矛盾してるし!!😇
こういうやりとり、保護者のみなさんなら一度は経験あるのではないでしょうか。
そして、そんな状況が連日・長時間続いたとき、
**「いい加減にしてよ!!!」**って感情が噴き出すのは、自然なことなんです。
「イライラ=悪」じゃない
まず大前提として、
イライラするのは、ダメなことじゃありません。
人間は感情のある生き物。
嬉しい・悲しい・怖い・怒り、全部大事な感情です。
特に「怒り」や「イライラ」は、
・期待とのズレ
・疲れや体調不良
・自分の限界サイン
として、私たちに知らせてくれる大事なセンサーでもあります。
子育てをする中で、イライラしてしまうのは、
「自分がうまくやりたいと思っている」
「子どもを大切に思っている」
その証拠でもあるんです。
SNSの“イライラ対策”は一時しのぎでしかない?
最近はSNSや育児系メディアでも
「イライラしない子育て術」
「怒らないための○つの方法」
など、たくさんの情報が出ています。
どれも素晴らしいアイデアだと思います。
例えば──
-
イライラしたら深呼吸
-
気持ちを切り替えるために一旦トイレにこもる
-
ストレスを書き出す
-
子どもに「ママも怒っちゃった、ごめんね」と伝える
-
子育て以外の時間を意識的につくる
私自身も保育士時代に取り入れていたものもあります。
でもね、それだけでは解決しない感情も、あるんです。
大事なのは「イライラの根っこ」を見つめること
たとえばこんな例。
朝、保育園に行く準備をしていて──
・こどもが全然動かない
・着替えもおもちゃで遊びながら
・ご飯も遊び食べ
・靴下は逆に履く
・玄関で「行きたくない!」と泣き出す
もう、こっちは焦りMAX。
「時間ないのに!!」「間に合わないじゃん!!」と、
怒鳴りたくなる気持ち、わかります。
でも実はそのイライラ、
「子どもが言うこと聞かないから」だけじゃないんです。
本当は──
・朝から自分が睡眠不足
・出勤前にプレッシャーのかかる会議がある
・昨日もバタバタで気が休まってない
・夫が手伝ってくれない
・誰にも愚痴が言えない
そんな心と体の余裕のなさが、イライラを何倍にもしている。
つまり、“感情を爆発させたくなる出来事”の前に、
実は「余裕をなくしていた自分」がいることも多いのです。
保育の現場でも、同じことが起きていた
私が園長をしていたとき、
保育士のなかにも、イライラを溜めてしまって疲弊してしまう人がいました。
でも、よく話を聞いてみると──
-
自分ががんばっているのに周りに伝わっていない
-
保護者対応で責められた気持ちになっていた
-
プライベートで家族との問題を抱えていた
そんなふうに、「こどもとのやりとり」だけでなく、
他のストレスや未解決の想いが積み重なっていたりするんです。
それは保育士も、保護者も同じ。
だからこそ、イライラの背景にある“自分の声”を拾ってあげることが、
いちばんの「感情との向き合い方」になると、私は思っています。
【てんのちょっぴり辛口コメント】
「イライラして当然ですよ」「仕方ないですよ」
って優しく寄り添う言葉も大事だけど、
それだけでは、何も変わらない。
大人だって育ち途中。
だからこそ、自分の感情を放っておかないでほしい。
感情の波に流されるのか、波に乗れるようになるのか。
それは、日々の気づきと向き合い方次第です。
てんからのメッセージ
イライラは、なくすことはできないけれど、
向き合い方を変えることで、少しずつ自分にも子どもにも優しくなれる。
次回は、
「なぜ子育てでは、普通よりも“イライラしやすくなる”のか」
その理由を、一般的なストレスと比較しながら深掘りしていきます。
少しずつ、自分を知り、感情と向き合うヒントを見つけていきましょう!
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