てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

【シーン別対策】食事中のイヤイヤ、どう乗り切る?~ちょっぴり辛口・実践マニュアル~

はじめに|「食べない」「投げる」「出す」…もう限界!

 

食事のたびに

「スプーン使って!」

「ちゃんと座って!」

「どうしてまた口から出すの!?」

 

――そんなふうに怒って終わる毎日、ありませんか?

 

でも実は、「こどもの食べグセ」には、ちゃんと理由があるんです。

今回は、保育園でもよくあった食事中の困りごと別に、具体的な対処法をまとめました。

 

「ちょっぴり辛口」なコメントとともに、親子で楽しく食べるためのヒントをお届けします。

 

 

 

1|スプーンやフォークを使わず手づかみで食べる

 

対応ポイント:

まずは“持ちやすさ”をチェック。手が小さいこどもには、重すぎ・長すぎる食具はNG。

食具の形や口当たりが気になる子もいます。苦手な感触・素材がないか確認を。

 

👉「手で食べる=悪」ではありません。スプーンに慣れるまでは“移行期間”として見守ることも必要です。

 

木の感触と先端がちいさめなのが特徴

園でも使用していた人気のセット

こどもの好きなキャラクター用品も人気

高いのには理由があります!

 

 

2|スプーンやフォークを落としたり、投げたりする

 

対応ポイント:

“投げるのはダメ”というルールは伝えることが必須。でも叱りすぎも逆効果。

食具はあらかじめ数本用意しておくと、拾う手間が減り、大人のストレス軽減に。

 

👉 こどもは“反応”が楽しくて投げていることもあります。「投げたらご飯は終わり」などのルールも年齢に応じて◎。

 

 

 

3|嫌いなものを口から出す

 

対応ポイント(目的別):

 

● 栄養が心配な場合

野菜をスムージーにする

みじん切りや混ぜ込みで他の料理に入れる

型抜きや盛りつけで見た目を楽しく工夫

 

● 好き嫌いをなくしたい場合

無理に食べさせるのは絶対NG!

一緒に料理する、育てる、買い物で選ばせる

保護者が「おいしそう!」と楽しそうに食べて見せるのが効果的

 

👉「嫌い!」は一時的なものかも。食べられる方法を探す視点で対応を。

 

 

 

4|少量しか食べない

 

対応ポイント:

まずは**“1回の食事”で判断しないこと**。

間食の量やタイミングを見直し、食欲が減っている原因がないかをチェック。

 

👉 胃の容量が小さい子もいます。「好きなものは食べるけど、それ以外は無理」なら、好き嫌いの傾向に合わせた工夫が必要です。

 

参考記事:ごはんを食べない!座らない!食事中のイヤイヤあるある対策

 

 

 

5|どんどん食べる!終わりがわからない!

 

対応ポイント:

子どもは満腹中枢が未発達。食べ過ぎても「もうおなかいっぱい」と気づけないことも。

十分な量を食べた後は、

「おなかいっぱいだね」

「ごちそうさまだね」と満腹を言葉で“意識づけ”する声かけが効果的。

 

👉 食事のストップを大人が管理することも大切です。

 

※詳しくは過去記事:ごはんを食べない!座らない!食事中のイヤイヤあるある対策

 

 

 

【てんのちょっぴり辛口コメント】

 

今は「これがイヤならあれを出す」「食べきれなければ残せばいい」

そんな“飽食の時代”。

 

でも、赤ちゃんの頃から積み重ねてきた「食の経験」が、今の姿に現れてるということ、これからの姿に現れることを忘れないでほしい。

 

「食べさせなきゃ」に偏るのではなく、

“どうしたら楽しく食べられるかな?”を考えるひと手間を、惜しまないで。

 

そして、お願いだから――

保護者も、こどもと一緒に“同じ空間で”ごはんを食べてください。

スマホを見ながらじゃない。テレビだけ見せっぱなしじゃない。

“一緒にたべる”という体験そのものが、最高のしつけです。

おすすめ絵本

 

 

【てんからのメッセージ】

 

食事は、ただの“栄養補給”じゃありません。

「人と一緒に楽しく食べる」=生きる力を育てる大切な時間です。

 

今回ご紹介した対処法は一例。

まだまだシチュエーションはたくさんあります。

「うちの子の場合は?」「これはどうすればいいの?」

――そんな時は、コメントやDMでいつでも聞いてくださいね。

 

一緒に、ごはんの時間を“あたたかく・楽しいもの”にしていきましょう。

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