てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

【履歴書:第5回】NYで学んだ“頼ること”の当たり前

ベビーシッターを“当たり前”に使う街、NY

学童を退職後、今しかチャンスは無いかも!と中学生のころからしてみたかった1年間の海外生活にチャレンジ。いろいろなご縁で現地でベビーシッターをさせてもらうことができました。
私が出会ったご家庭はすべて共働き、または子育てに第三者の手を当たり前に取り入れていました。

・平日は日中に子どもと過ごすベビーシッター
・両親がデートに出かける夜に来るスポットシッター
・レストランでも、親子+シッターというスタイル

**「自分たちだけで育てなくてもいい」**という価値観が、海外には確かに存在していました。

 

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日本との違いに驚いたこと

数家庭でベビーシッターをしていたNYでの生活のなかで、ふと感じた大きな違いがありました。

地下鉄にエレベーターもエスカレーターもないNY。
ベビーカーには不親切な街だなぁ…とぼんやり感じていました。

でもある日、ベビーカーで出かけたいとこどもからリクエストされお散歩へ。行った公園は入口に数段の階段があったのでこどもには自分で階段を登ってもらおうと降ろそうとしていたところ…
通りすがりのおばあちゃんが「手伝おうか?」と声をかけてくれたんです。

「この子は自分で登れるから大丈夫ですよ。ありがとう」と答えると、「それなら良かった」と一言残して去っていきました。

この出来事を通して、こう思いました。

“助け合い”が文化として根付いているから、設備に頼らずに成り立っているんだ

NYには「困っていたら手を貸す」「お願いしたら受け入れてもらえる」空気がある。
だからこそ、頼ることに遠慮がいらないのだと感じました。


頼ることは、“自分に余裕をつくる選択”

日本では、誰かに子どもを預けると
「自分のことを優先してる」「甘えている」
そんな空気を感じてしまうこともあります。

でも、NYでは自分の時間や夫婦の時間を取ること=当然のこと

だから私は今も思っています。

育児は「家庭だけでする時代」ではなく、「プラスワンの手」を入れる時代。

日本にも、保育園・学童・ベビーシッター・ファミサポ・自治体の子育て支援など、
頼れる手段は実はたくさんある。

全部を背負うのではなく、自分の余裕=育児の余裕と考えて、必要な手を借りることを考えてはどうでしょう。


【てんのちょっぴり辛口コメント】

「誰にも頼らず、母親(父親)として完璧にこなす」
…それ、育児の理想像として擦り込まれていませんか?

私のいたNYでは、ベビーシッターは“パートナー”。
預けたからって、育児をサボってるわけじゃない。
心と時間に“余白”を持てる大人のほうが、こどもにも優しくできると私は信じています。

 

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