はじめに|「うちの子、誰に似たんでしょうね?」と聞かれること、あります。
保護者面談やちょっとした会話の中で、
「うちの子、どこでこんなこと覚えてきたんですかね?」
「家ではそんなこと教えてないんですけど…」
「この子、誰に似たんでしょうね~」
なんて言葉をよく聞きます。
でも、園長として、保育士として、あえて言います。
…あなたですよ!笑
ちゃんと、しっかり、親に似てます。
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■ 子どもの言動の大半は「家庭」からの吸収
未就学のこどもは、まだ「自分の意思」や「価値観」が確立されていません。
だからこそ、周りの言動・空気・対応の仕方を見て、
“これはこうするものなんだ”と学習していきます。
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大人が怒鳴っていたら、怒鳴って伝える子になる
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「ありがとう」が飛び交う家庭では、自然と感謝が身につく
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おだやかなトーンが基本の家庭では、感情表現も落ち着いてくる
こどもは、家庭の“空気”を映す鏡。
■ こんなこと言ってませんか?…それ、子どもが使ってます
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「うるさい!」
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「だから言ったでしょ」
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「ほんとに面倒くさい」
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「ムカつく」
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「ちゃんとして!」
この言葉、どこかで聞いたことありませんか?
そう。たいていの場合、家庭で大人が使っている言葉です。
こどもは「いい言葉」よりも、「強い言葉」に敏感に反応します。
だからこそ、無意識のうちに親の口ぐせを真似しているんです。
■ 良くも悪くも、“日常の当たり前”がこどもをつくる
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食事中にスマホを見ながら会話していないか
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夫婦間・大人同士のやりとりに棘がないか
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こどもの話を「またあとでね」で済ませていないか
こどもが毎日浴びているのは、大人の無意識な言動の連続。
「この子、誰に似たんだろ?」と思ったとき、
一度、自分たちの“当たり前”を見直してみることが、実はいちばんのヒントです。
【てんのちょっぴり辛口コメント】
「うちの子、家でそんなことしてません!」って言われると、
私は心の中でこう思ってます。
**“それ、本当に見てますか?”**って。
こどもは、見てない時こそ、本領発揮。
そして、親の“素の部分”をしっかり吸収しています。
見直すのは、こどもじゃなくて大人の“日常”かもしれませんね。
【てんからのメッセージ】
こどもの言動は、
あなたの言葉、表情、行動が“教材”になっています。
だからこそ、自分を責めるのではなく、振り返って整えるチャンスにしてほしい。
「この子、誰に似たんだろ?」と笑いながら言えるくらい、
誇れる自分の背中を、こどもに見せていきましょう。
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