てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

【第5回】寝かしつけ・ごはん・片付け… 場面別・イヤイヤ期の“刺さる声かけ術”

イヤイヤ期シリーズ(全7回)

  1. イヤイヤ期っていつから?どんな特徴?

  2. 感情はどう育つ?

  3. 困った行動タイプ別・対応マニュアル

  4. 外出前のイヤイヤ対策

  5. 場面別の声かけ術 ←今回はここ!

  6. それでもイライラしてしまうあなたへ

  7. 【保存版】てん園長が語る“本気のイヤイヤ期の付き合い方”


「その言葉、ほんとうに届いてる?」

「もう寝る時間だよ」
「早く食べなさい」
「片付けしなさいって言ったでしょ!」

…よく使う言葉なのに、こどもはまるで聞いてない。
むしろ逆効果になることもある。

実は、イヤイヤ期のこどもに“響く言い方”にはコツがあります。
今回は「寝かしつけ」「ごはん」「片付け」…よくある3場面での“刺さる声かけ”+“てん流裏ワザ”を紹介します!


1. 【寝かしつけ】は“儀式化”&“距離感”がカギ

NG例:

「もう寝なさい!」→反発の元

OK例:

「お布団に魔法かけるよ〜」「電気が消えたら、おやすみタイム」

こどもは区切りや終わりが苦手。だから、眠りの前に“決まりきった流れ”があると安心します。

たとえば:
・パジャマ→絵本→おやすみチュー
・お気に入りのぬいぐるみで挨拶

でも、通用しない日もある。
構えば構うほど元気になる…そんなときは思い切って“放っておく”。
私は【必殺いない人】を出します(笑)
目を合わせず、声をかけず、視界にも入らない。刺激が減ると、自然と身体は眠りのモードに。

「かまわない=冷たい」ではなく、刺激を減らして“眠れる空気”を作るのも立派なサポートです。


2. 【ごはん】は“お腹がすく流れを作る”

NG例:

「好き嫌いしない!」「早く食べなさい」

OK例:

「今日はどれから食べようか?」「ごはんさん、さみしがってるよ〜」

実は、こどもだってお腹が空けばちゃんと食べます。
だから“何時に食べなくちゃいけない”という固定観念を、いったん外してみて。

その時間にお腹が空くように、活動・遊び・おやつの流れを組み立てるのもひとつの工夫。
「出されたから食べなさい」ではなく、“自分で食べたくなる”ように整えることが大切です。


3. 【片付け】は“完璧を求めず、積み重ねる”

NG例:

「早く片付けて!」「なんで散らかすの!」

OK例:

「オモチャさん、おうちに帰ろうか」「この子たち、お引越しさせよう」

イヤイヤ期のこどもにとって、“片付け”は何をどうすればいいかわからない複雑作業。
「全部片付ける」ではなく、「一個だけでもOK!」を積み重ねていきましょう。

もちろん、大人がやった方が早いしキレイ。
でもそこでやってしまうと、“片付けは誰かがやるもの”が染みついてしまう。
あとからその意識を変えるのは、もっと大変。

今、時間がかかっても、未来のための投資。
一緒に、じっくり付き合ってあげてください。


【てんのちょっぴり辛口コメント】

最後の最後に怒鳴ってしまう。
あるあるです。人間だもの、限界はある。

でも、それが“毎回”になると、こどもは「怒られることが日常化」で話を聞かなくなる。
いつもイライラやうんざりの空気で声をかけられたら、大人だって嫌ですよね?

だからこそ、本当に大事な時だけ怒る=効く

「これは本当にダメなんだ」と伝える“最後のカード”は、いざという時まで取っておくのが正解です。


次回【第6回】は…
「それでもイライラしてしまうあなたへ」
どんなに工夫しても気持ちが追いつかない日がある。そんな時、どうしたらいいのか一緒に考えます。

 

【ぜひ、1回目から読んでください】

 

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