てん園長のホンネnote

お困り保護者の味方は、ちょっと辛口な元園長てん。愛あるホンネで届けます。

ハッピーエンドで終わる関係の育て方

はじめに|楽しいはずの時間に、空気がピリついたとき…

 

おでかけの途中、旅行中、イベントやお祝いの最中に突然勃発するイヤイヤや兄弟喧嘩。

「え、なんで今けんかするの…」と空気が急変する場面、ありますよね。

 

私にも経験があります。甥っ子たちと出かけるとき、

ちょっとした意地の張り合いや、不機嫌スイッチが入ることも。

 

でも、ある“ポリシー”を伝えるようにしたら、変わったんです。

 

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■ 私の外出ポリシー|「最後はハッピーで終わろうね」

 

甥たちと出かけるとき、私はいつもこう伝えます

 

「途中でケンカしても、不機嫌になってもいい。

でも、最後はハッピーで終わるようにしようね」

 

これを最初に言っておくだけで、

途中のギクシャクが“おしまい”に向かう力が生まれます。

 

 

 

■ 人間関係の“出口”は、本人が決めていい

 

けんかやもめごとって、起きない方がいい…と思いがち。

でも、人と関わればズレや衝突はあって当たり前。

 

大事なのは、「どう終わるか」

親や大人が“仕切って”終わらせるのではなく

子ども自身が「そろそろやめよう」と切り替えられる力を育てること

 

終わり方を自分で選べると、

その体験が“安心できる関係性”の積み重ねになっていきます。

 

 

 

■ 最後をハッピーで終わらせる工夫3つ

 

 

 

1|「最終ゴール」を事前に決めておく

 

「帰るときは笑って写真を撮ろうね」

「夜は一緒にアイス食べて締めよう」など、イベントの“しめ”をあらかじめ決めておくと気持ちが戻りやすくなります。

 

 

 

2|途中で落ち込んでも「リカバリーしていい」と伝える

 

「途中で怒っちゃっても大丈夫」

「気まずくなったら、話しかけてOK」など

“戻れる安心感”を伝えておくことがポイント。

 

 

 

3|無理に仲直りさせない

 

謝らせる、握手させる、笑わせる…は逆効果なときも。

 

大切なのは、

「また一緒にやろう」「また行こうね」と声をかけること。

 

仲直りは、“行動”から入っていくことも多いです。

 

 

 

【てんのちょっぴり辛口コメント】

 

「出かけたら楽しむのが当たり前でしょ」

「せっかくの旅行なんだからけんかしないで」

…って、大人の都合を押しつけてませんか?

 

感情があるから、こどもも大人も人間。自分だって、疲れてきたらイライラしてこないですか?

 

楽しい時間にも不機嫌はあるし、

トラブルがあっても最終的に「よかったね」で締めくくれれば、

それはちゃんと“成功した一日”です。

 

 

 

【てんからのメッセージ】

 

トラブルのある関係=悪い関係、ではありません。

 

衝突があっても、

「戻る場所がある」「最後に笑える」経験を繰り返すことで、

子どもたちの人間関係に対する安心感が育ちます。

 

“完璧な時間”より、

“回復できる関係”を目指すことが、家族にも友達にも大切なこと。

 

「最後はハッピーで終わる」ぜひ試して意識してみてください。

 

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