てん園長のホンネnote

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雨の日 子どもが荒れる理由と遊びの工夫10選|元園長が具体策を解説

\雨の日、なぜか子どもが荒れる…/

実はそれ、「心と体のSOS」かもしれません。
保育現場でもよく見られる“ある特徴”と、
家庭でもできる具体的な対応策をお伝えします。

 

雨、くもり、台風…
朝から、どんより...気圧も低くて、なんだか落ち着かない日。

「うちの子、今日はちょっと様子が変…」
そんな風に感じるのは、あなただけじゃありません。

実は、天候と子どもの情緒には、意外なほど深い関係があるんです。

 

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【1】どうして天気が悪いと「子どもが荒れる」の?

◆ 気圧の変化と自律神経

天気が悪いと気圧が下がり、自律神経が乱れやすくなります。
これは大人でも感じることがある「頭痛」「だるさ」「イライラ」などの原因と同じ。こどもはまだ体の調整機能が未発達なため、より強く影響を受けます。

◆ 外遊びができないことでエネルギーが余る

天候が悪い日は外遊びができず、発散不足によるストレスも溜まりやすい。特に運動量が多い子は、動けないだけで不機嫌になることも。

◆ 雨音や湿度、暗さが不安感を誘う

こどもにとって、「いつもと違う環境」は不安の種。
「なんかイヤ」「やだ」しか言えないけど、実は気圧や湿気、音などの影響を感じ取っていることもあります。


【2】荒れやすい日に「親ができる準備」とは?

◆ 朝の時点で「今日は荒れそう」と心構えを

天気予報を見て「今日は雨+気圧が低そう」と思ったら、こどもの情緒が不安定になる可能性があることを予測しておきましょう。

事前に構えておくだけで、「なんで今日はこんなにグズグズしてるの!?」とイライラせずに済みます。


【3】こんな日は「予定を詰めすぎない」が鉄則

◆ イレギュラーな行動は控えめに

お出かけ・来客・特別なイベントなどは、こどものコンディションが整っている時に。
予定を詰めすぎて、途中で爆発されてしまったら大人のダメージも大きいですよね。


【4】家の中でもできる“発散”の工夫10選

  1. 大型クッションや布団で「お布団山登り」

  2. ダンス動画を流して一緒に踊る

  3. ペットボトルボウリングで大盛り上がり

  4. 風船リフティング or ストロー吹き飛ばし

  5. 折り紙や切り紙で指先遊び(意外に集中できる)

  6. 段ボールで秘密基地づくり

  7. タオルを引いて「お部屋そりリレー」

  8. お絵描きクイズやジェスチャー遊び

  9. 手作りスライムや粘土遊び

  10. お風呂を早めにしてリラックス空間に変える


【5】気持ちの“切り替えスイッチ”を用意しよう

・「この箱を開けたらスペシャルお楽しみタイム!」
・「今日は“天気が悪い日だけのごほうび遊び”だよ」
・「クイズマスターになれるのは今日だけ!」

“特別感”や“役割”をもたせると、こどもは案外すっと切り替えてくれます。


【6】荒れた時の「対応ルール」はシンプルに

◆ 寄り添う:まずは共感

「今日はなんかモヤモヤだね~」
「わかるよ、なんかうまくいかない気分だよね」

◆ 受け止める:言葉にならない気持ちも受信する

怒鳴る前に、泣く前に、大人が**“気持ちの翻訳者”**になる。

◆ 離れる:ダメなときは「少しだけお互い離れる」

感情の嵐には、物理的な距離も有効。
お互いの空気をリセットする時間をつくろう。


【7】保育現場でも“天気が悪い日”は荒れがち

保育園や学童でも「今日は天気のせいで、全体的に落ち着かないな」と感じる日はあります。

そして、なぜか、こどもたちのテンションがあがる台風の日。

だから、家庭で感じるあの荒れ感は、異常じゃない。
それだけでホッとする方もいるのではないでしょうか。


【8】てん園長のちょっぴり辛口コメント

「今日はなんでこんなに荒れてるの?」

それ、こどもじゃなくて“天気”のせいかもしれませんよ?

原因をこどもに求めすぎないで。
私たち大人だって、気圧や天気で気分が左右されること、ありますよね?


【9】てんからのメッセージ

「雨の日も風の日も、こどもの心には空模様がある」

イライラしても、グズグズしても、それは全部“成長している証”。

どうせ荒れるなら、先に心の傘を準備しておきましょう。
あなたが穏やかでいられれば、それだけで十分、こどもにとっての晴れ間になります。

 

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