はじめに|「なんでうちの子は片付けないの!?」と叫びたくなった日
毎日のようにリビングが散らかって、
「早く片付けてってば!」と声を荒げてしまう…。
でも、ちょっと待って。
怒っても動かないのは、やる気がないからじゃなく“やり方”がわかっていないだけかもしれません。
保育の現場では、“怒らずに片付けられる子”を自然に育てる工夫をしています。
今回は、そのポイントを5つにまとめてご紹介します!
① まずはひとつのことに絞る
「ぜんぶ片付けて!」より「ブロックだけ入れようか」
大人でも「部屋全部片付けて!」はしんどいもの。
こどもはなおさら、“どこから手をつけたらいいか”が分からずフリーズしてしまいます。
魔法の声かけ
「ここだけやろうか」「ブロックの仲間、箱に戻そうね」
ひとことアドバイス
全部を片付けなくてもOK!
急いでいるときは「これだけ片付けようね」と調整。
気分が乗らない時は「一緒にやろうか」と親が大部分を片付けてしまってOK。
“やろうとした気持ち”を大切に育てて。
② 毎日“同じ流れ・同じ言葉”で習慣化する
“片付ける時間”が決まっていると、こどもは迷いません。
保育園では「お片付けの時間ですよ~」の一言や、
音楽を合図にして片付けが始まります。
家庭でも、“言い方・タイミングを固定する”だけでかなり違います。
魔法の声かけ
「おやつの前はお片付けだよね」
「この曲が終わったらお片付けね」
ひとことアドバイス
園によっては「お片付けの歌」「BGM」で自然と行動が切り替わるようにしているところもあります。
家庭でも“合図”を決めてみて。
③ “繰り返し”が習慣をつくる
最初は大人主導でOK。大切なのは続けること!
1日できなくても気にしないで。
「昨日できたのに、今日は全然やらない…」そんな日もある。
でも、保育の現場でも**“できるようになるまで3ヶ月はかかる”**とよく言われます。
子どもは繰り返す中で、やっと「これが自分の仕事だ」と認識できるのです。
ひとことアドバイス
3ヶ月は長いと感じたら、まずは3日、次に1週間、それから1ヶ月。
続けることを“親が続ける”つもりで。
【てんのちょっぴり辛口コメント】
「片付けなさい!」って、親の都合で言ってない?
片付ける理由も、どこに何をしまえばいいかも教えずに、
「散らかす=悪」だけで怒っても、こどもは動きません。
片付けは“トレーニング”です。
放っておけば自然にできるようになるものではありません。
叱る前に、“やり方”を一緒に考えてあげてくださいね。
【てんからのメッセージ】
大切なのは、「片付けなさい」じゃなく「一緒にどう片付けるか」。
遊びと同じように、片付けにも“面白さ”や“満足感”があれば、
自然と行動に結びついていきます。
“やらせる”じゃなく、“できるようになる”サポートをしてあげられるのが、
家庭での声かけの力なんです。
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