はじめに|「うちの子ずっと喋ってる…」それってあなただけじゃないかも?
どこでも、いつでも、ひたすらしゃべる子ども。
「ママ~見て!」「パパ聞いて!」「あのね、あのね!」
返事をしてもしても、次から次へと話が終わらない…。
「もう無理…ちょっと黙ってくれないかな」なんて思うこと、ありませんか?
でも、この“おしゃべり”には大事な意味があるんです。
そして、対応次第でこどもの心の育ちや社会性にも大きく関わってきます。
■ 子どもは“伝える”より“発散したい”だけのこともある
大人は「聞いてもらう=わかってもらう」と考えるけれど、
こどもにとってのおしゃべりは、「感じたことを外に出すこと」が目的。
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今日見たことを誰かに言いたい
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ただ思い出したから話したい
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気持ちを共有して安心したい
つまり、“しゃべること自体”が心の整理だったりするんです。
■ ママだけじゃなく、パパにも話したい!「伝えられる人がいる」ことが安心感
「ママばっかり聞いてる気がする…」という声もありますが、
実は子どもはちゃんと**“聞いてくれる人”を選んで話しています。**
パパが「ふーん」と流しているだけだと、話さなくなってしまうかも。
ママとパパ、両方に聞いてもらえる経験が、
子どもにとって「自分は大切にされてる」安心感に繋がるのです。
■ 「話す」だけじゃなく「聞く」も経験させることが“会話力”を育てる
話す順番がわかる年齢になってきたら、こんな声かけがおすすめ。
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「今はママ(パパ)の番だよ。次はあなたの番」
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「パパの話も聞いてあげてね」
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「聞いてもらったら、今度は聞いてあげる番だね」
こうして”交互に話す・順番を守る”経験を重ねることで、
こどもは自然と会話のマナーや思いやりを学び始めます。
■ 大人同士の会話中も“社会性”を育てるチャンス
こどもが割り込んで話しかけてきたときは…
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「今はパパと大事なお話中だから、終わるまで待っててね」
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「お話が終わったら、ちゃんと聞くから教えてね」
自分の話したい気持ちを尊重しつつ、“順番を待つ”経験を積ませましょう。
これは将来的に「人の話を聞く」「空気を読む」「話の切れ目を見つける」など、
社会生活で必要なスキル=社会性の土台になります。
■ 忙しい時の“聞いてるよ”サインも工夫しよう
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「いま○○してるけど、ちゃんと聞いてるよ」
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「そのお話、あとでゆっくり聞かせて」
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「少し待ってくれてありがとう、教えてくれるの楽しみだよ」
すべてを完璧に聞かなくてOK。大事なのは“受け止める姿勢”です。
【てんのちょっぴり辛口コメント】
「ちょっと静かにして!」「うるさーい!!」って、つい言いたくなる気持ち、痛いほどわかります。
でもね、おしゃべりな時期って、**“心を開いてる証”**でもあるんです。
「大きくなったら話してくれなくなる」ってよく言いますよね?
それは、話しても聞いてもらえなかった経験が積み重なった結果かもしれません。
今、“聞いてもらえた”という記憶をどれだけ作れるか。
それが、思春期の親子関係にもつながるんです。
【てんからのメッセージ】
おしゃべりが止まらない子どもに、
「うるさいなぁ」じゃなく、「心が元気なんだな」って見てあげてください。
もちろん、全部を丁寧に聞けない日もある。
でも、話すこと・聞くことの大切さを**“家族の中で”自然に育てていけたら最高です。**
そして、ママとパパが同じ姿勢で向き合ってくれること。
それがこどもにとって、いちばんの安心材料なんです。
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